2022年以降、「円安」「物価高」のニュースが多くーーー
なんとなくお金が不安・・・
- ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始
- アメリカと日本の金利差(アメリカが大幅なインフレ対策として金利をあげたことに対して、日本の金利は低いまま。世界中の投資家にドルを買う動きが広まり、その反動で円が売られた)
- 新型コロナ感染症拡大が落ち着き、世界の経済が急激に回復した
⏩2022年度の家計支出は前年度に比べ約9.6万円アップ
⏩2023年度も前年度から約4万円アップ
モノが安くて当たり前だった状況に慣れてしまっているため、
この突然の大幅な支出増は、誰にとっても頭の痛いものです。
日常生活の節約を心がけようと意識している人は増えているのではないでしょうか。
- 現在の家計管理が不安
- 収入を増やすことが難しい
- 支出を減らすために節約をしているが我慢がストレス
- 老後資金の不安がある
生活習慣を変えるだけで家計状況がかなり変わりますよ
外食月3万円 | 差額 | 外食月1万円 |
1年:36万円 | 24万円 | 1年:12万円 |
30年:1080万円 | 720万円 | 30年:360万円 |
市販弁当800円 | 差額 | 手作り弁当 |
1年:約19万円 | 24万円 | 1年:約7万円 |
30年:570万円 | 720万円 | 30年:210万円 |
これから具体的な方法(習慣と行動)を紹介していきます。
やみくもに節約して我慢するのではなく、お金の使い方や癖を見直すことから始めれば、自然と無駄な支出が減っていきます。
その行動を見直すヒントとなる10の習慣をわかりやすくまとめてみました⭐︎
一見お金と関係なさそうな習慣もありますが、ちゃんとお金を貯めることに繋がっているので、
ぜひ気になった習慣から試してみてください。
1.日用品費
片付けルールを作る
- 日用品費① モノは3つに分類して必要か不要か判断する
年間約9000円お得! -
- ⑴必要:「とっておく」・・・用途がはっきりと決まっている
- ⑵不要:「捨てる」「譲る」「売る」・・・選択肢は「捨てる」だけではない!
- ⑶保留:一時的な置き場を作り、「⚪︎か月使わなかったら不要」と期限を決める・・・「保留期間」があることで、「もったいないから捨てられない」という気持ちに整理がつく。
わたしは不要なものが一定量溜まったらリサイクルショップに持ち込んでいます♻️
- 日用品費② 必要なモノの量や数はあらかじめ決めておく
年間約9700円お得! -
たとえ必要なモノでも、使いきれる量や数は限られています。
調味料や缶詰などが安いからと大量に買い込んでしまい、結局使わずに賞味期限が切れてしまえば、その出費はムダになります。
ストックは棚に入る分だけなど量を決めておきましょう。
- 日用品費③ 使ったモノは必ず定位置に戻す
年間約2万円お得! -
使ったものを出しっぱなしにしておくことは、部屋が片付かない原因の1つ。
あらかじめモノの場所を決めておき、使ったらすぐに定位置に戻す習慣づけを。
モノの居場所を決めることで、在庫管理もしやすくなり、探す手間や時間も省けます。
2.光熱費・食費
冷蔵庫の中を1週間に1回整理する
- 食材・食品を入れる場所が決まってない
- 賞味期限切れや食材を腐らせてしまうことが多い
- 大容量の調味料が多い
- 常に、飲み物を大量に冷やしている
- 冷蔵庫にちょっと余ったご飯や肉などが大量に入っている
- 光熱費① 冷蔵庫を整理して開閉回数を減らす
年間約5200円お得! -
- モノを詰め込み過ぎない
- ムダな開閉はしない
- 開けている時間を短く
- 設定温度は適切に
- 壁から適切な間隔で設置
冷蔵庫を整理すると、中に何があるか一目でわかるので、ムダな買い物が減ります。
さらに、無理に詰め込むことがなくなると、冷気が庫内をスムーズに流れ、効率よく食材を冷やすことが可能に。
また、扉を開けっぱなしにしてモノを探す時間も減るので、電気代を抑えることができます。
- 食費② 残り物をリメイク!野菜の皮や茎も活用
年間約3万円お得! -
残ったおかずは、捨てる前に卵とじでオムレツにする、混ぜご飯や麺の具にするなどしてリメイクを。
また、大根の皮は浅漬けにするなど、今まで捨てていた野菜の皮や茎も、調理の仕方を変えると立派なおかずに変身させることができます。
- 食費③ 食材の居場所を決め「在庫の見える化」を
年間約2万8000円のお得! -
調味料や鷹の爪などの小さな食材は、居場所を決めましょう。
在庫の有無が一目でわかるようになり、ムダな買い物を防げます。
食材の居場所を決めることで、調味料の賞味期限を定期的に確認しやすくなるので、食品ロスを減らすことにも。
3.被服費
クローゼットを整理し、年に1度も着ない服を処分
- まずは全部取り出して振り分ける
整理できないのは、「過去」や「未来」にとらわれているから!とにかく「今」の自分が着るかどうかを考える。 - 収納やハンガーを増やさない
「必要なモノの量や数を決める」が基本。収納場所や使うハンガーの数はあらかじめ決めておき、増やさない。 - グループ分けしておく
「トップス」「ボトムス」などグループに分ける。できればシーズンや色味でも分けて、どこに何があるか、すぐにわかるようにする。 - 常にチェックや循環を心がける
洋服や靴、バッグなどは、使用年数に応じて劣化や流行もある。年代によって似合うものも変わってくるので年に1度はチェックを。
- 被服費① 着ない服は店に持参して割引クーポンをもらう
1回の寄付で500円のお得!(Right-onに不要な衣類を寄付した場合) -
他社製品でもクーポンやポイントがもらえるお店
- Right-on
- グローバルワーク
- H&M 他
-
フリマサイトなどで売る方法もありますが、不慣れだと手続きや売買成立までに時間がかかるケースも。
例えば上記のリストのお店なら不要となった服を寄付すると、次回の買い物で使える割引クーポンなどと交換できます。
これなら社会貢献ができるうえに、特典も享受でき、一石二鳥です。
- 被服費② 服を買う基準やルールを決める
年間約1万6900円のお得! -
Check!
- 同じ色・形の服を他に持っていないか
- パッと見て、すぐ合わせる手持ちの服が3つ以上思いつくか
- 洗濯機(自宅)で洗えるか
- 体型にちゃんと合っているか
- 自分の予算に見合っているか
手持ちの服を一度整理しても、その後欲求に任せてどんどん買っていては元も子もありません。
欲しいと思ってもすぐには買わず、よく考えた上で、数週間経ってもまだ欲しかったら買うなど、自分なりの「買うルール」を決めましょう。
むやみな買い物が減ります。
- 被服費③ セレモニー服はレンタルも考える
1回約2万1000円のお得! -
出番が極端に少ないセレモニー服などは買わずに「借りる」という方法も。
流行や体型が変わってもレンタルなら心配無用です。
例えば地域で貸衣装を扱っている店舗を探してみては?なければインターネットで小物まで一式すべて借りられる業者もあります。
4.食費・日用品費
買い物は週3回程度にする
私は水曜日と日曜日を買い物デーにしているよ!
お肉や野菜の消費もちょうどよく使いきれる感覚👌
新商品の発売やセールなど、買い物に行くのは楽しい半面、無駄遣いの誘惑が多いもの。
誘惑に負けないシンプルな方法は、「買い物に行かない」ことです。
毎日の買い物が週間になっているなら、週3回にするなど、まずは回数を減らしましょう。
- 食費① ノーマネーデーを作る
年間12万円お得! -
ノーマネーデーの良いところは?
- 計画的に買い物をするようになる
買い物する日が限定されるので、何を買うか確認が必要になり、自ずと計画的に。 - 衝動買いを抑えられる
ダラダラ買い物することがなくなるので、用のない店に立ち入る機会も減ってくる。 - 時間などの節約になる
毎日買い物に行かなくなった分、時間やガソリンなど燃料費の節約に。
お金をいっさい使わない「ノーマネーデー」を作りましょう!
買い物をする日が限定されることで、買い忘れがないよう必要なモノを事前に確認するようになれば、ムダ買いの予防に。
また、買ったモノを整理収納する時間も短縮できます。
- 計画的に買い物をするようになる
- 食費② 好きなモノこそ「まとめ買い」しない
年間約6万4600円お得! -
まとめ買いすると単価を抑えることができます。ですが、お菓子やお酒など好きなモノを我慢するのは難しく、安かったからと消費が進めばかえって高くつくことも。
好きなモノのまとめ買いは控えましょう。
- 日用品③ リアル店舗とネットショップを使い分ける
年間約1万2000円お得! -
特定のメーカーが決まっている日用品などは、ネット通販や共同購入の活用がお勧め。
リアル店舗に足を運ぶ回数を減らせれば、ついで買いを防ぐことができ、トイレットペーパーや水などのかさばるモノや重いモノを運ぶ手間も省けます。
5.冠婚葬祭費・交際費
お付き合いは見栄を張らない
- 冠婚葬祭費① 義務だけで葬儀には参列しない
1回約6万7000円節約! -
年齢が上がるほど葬儀に参列する機会も増えてきます。
すべての葬儀に参列するのは、その分費用の負担もかかるもの。
例えば、遠方に住む知人の葬儀などは、参列せずにお香典のみを送ることで、交通費や現地の滞在費を節約できます。
- 交際費② 孫にはお金より思い出をプレゼント
年間3万円お得! -
孫の進学祝いや誕生日のお祝いは、お金やモノだけでなく、食事や旅行に出かけるなど「コト」を贈るのを考えてみてはどうでしょう。おいしい食事や楽しい時間を共に過ごすことで、思い出(体験)が素敵なプレゼントになるはずです。
- 交際費③ ふるさと納税を友人への贈り物に使う
年間約3000円お得! -
ふるさと納税とは、好きな自治体に寄付をすると2000円の自己負担額で、地域の特産品を返礼品として受け取れる制度です。贈答用になる返礼品を選んで、親しい友人へのギフトに利用すれば、交際費を抑えることができます。
贈答品にお勧め!ふるさと納税の返礼品(例)- 群馬県高崎市:グーテ・デ・ロワ 化粧缶・大 (寄付金額1万2000円)
- 神奈川県鎌倉市:Chocolaterie CALVA北鎌倉 栗きんとんショコラ (寄付金額1万2000円)
- 新潟県新潟市:エチゴビール350ml12缶詰め合わせ (寄付金額1万円)
6.保健衛生費
年に1回は検診を受け、少しでも歩く
病気になると健康でいる場合より経済的損失が大きい!
がんや生活習慣病で1年間にかかる費用の目安
- がん:約66万円
- 心疾患:約62万円
- 脳血管疾患:約120万円
- 糖尿病:約75万円
公的制度で軽くできるが健康保険が使えない差額ベッド代、交通費、先進医療にかかる技術料などかかる費用は様々。
介護にかかる平均費用額
- 介護準備にかかる費用 約74万円
- 1ヶ月当たり 約8万3000円
- 介護期間 約5年1ヶ月
🟰74万➕8.3万✖️61ヶ月=総額約580万円!!
病気が原因で、介護が必要になる可能性が高い。場合によっては、施設入居することとなりさらに高額な費用が必要になることも。
- 保険衛生費① 毎年、自治体の健診を受ける
年間約2万700円お得! -
国民健康保険加入者であれば、自治体が健康診断の費用を補助してくれます。
もしも、病気になったとしても、定期的にチェックして、早期発見できれば、医療費もぐっと抑えることができます。
自治体で受けられる主な健診は?- 30歳以上
問診・身体測定・視診・聴診・血圧・血液検査・尿検査など - 40〜74歳
高血圧症・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病検診 - 50歳以上
胃がん検診 - 40歳以上
大腸がん・肺がん・乳がん検診 - 20歳以上
子宮頸がん検診
- 30歳以上
- 保険衛生費② 歯の健康に投資する
年間約1万9500円お得! -
虫歯を放置しておくと、保険の利かない高額な治療が必要になることがあります。
例えば、インプラント治療だと1本数十万円の自己負担が必要になります。
そうならないためにも日頃から定期検診を受けましょう。
7.通信費・教育費
家計簿を1ヶ月つけて中身を確認する
確認することで、「どんなことに、いくら」使っているのかがわかり、家計が「見える化」されます。
- 通信費① 携帯電話の料金プランを見直す
年間約1万600円お得! -
携帯電話の契約プランやサービスは日々進化しています。
契約時から一度も見直していないという人は今のプランが適切なのかの確認を。
使っていないオプションはすぐに解約すればそのぶん節約になります。
使っていないオプションプランは解約しよう!- 留守番電話サービス:330円
- かけ放題オプション:1980円
- ケータイ補償サービス:550円
- あんしん遠隔サポート:440円
- キャッチホン:220円
- 教育費② 教育費を家計の聖域にしない
年間約68万円お得! -
人生の3大支出は、「住宅・教育・老後」。なかでも教育費は子や孫のためと無理をしがちです。
無計画に支出し、住宅ローンの返済や老後資金の準備に大きく影響を及ぼさないよう注意して。
8.自己投資
時は金なり!「なんとなく時間」を減らす
時間も使い方次第でお金につながることがあるものです。
そう言われても忙しくて難しい
そんなあなたは「時間家計簿」をつけてみてください。
時間家計簿とは、自分の時間の使い方を「可視化」すること。まずは、24時間の日々の行動を洗い出すことから始めます。空いた時間が見つかれば、その時間を有効に使うことで、収入アップにつながるかもしれません。
- 自己投資① 家事の“閉店時間”を決める
年間約24万1000円お得! -
忙しくて自分の時間を確保できないと感じているなら、家事の“閉店時間”を決めましょう。
“閉店”後は、「家事」をしないと宣言し、家族に協力を求めます。
自分のために確保した時間に働きに出ることができれば、時間がお金に変わります。
- 自己投資② 時間家計簿を書いてみる
年間約4万8000円お得! -
実際に時間家計簿を書いてみましょう。
時間の使い方や目的を明確にしてみると、思わぬところで無駄遣いが見つかるかも。
9.嗜好品・日用品費
財布は毎日チェック!半年に1回は整理する
- レシート類が山のように入っている
- ポイントカードが10枚以上入っている
- クレジットカードが3枚以上入っている
- 財布にいくら入っているか答えられない
- 嗜好費① カードは2枚、現金の引き出しは月1回に
年間約1万4700円お得! -
- クレジットカードは2枚まで
複数枚あると管理が煩雑になります。必要最低限に絞ってあとは解約を - 使いすぎが心配ならチャージタイプを
現金でチャージするプリペイド式の電子マネーなら、チャージ額までしか使えません - 現金を引き出すのは月1回にする
1ヶ月分の必要額を予測して引き出しましょう。ちょこちょこ引き出すのはNG。
- クレジットカードは2枚まで
- 日用品費② 半年使わなかったポイントカードは捨てる
年間約8700円お得! -
半年以上使っていないポイントカードは処分しましょう。
よく行くお店でポイントが貯まるカードに絞れば、貯まりやすくなります。
お店が限定されるため買い物が計画的になり、ムダ買いが減ることにもつながりますよ。
10.仕事
生涯現役で「仕事」を続ける
- お金のため〜ライスワーク〜
食べるため、お金を得るために仕事をする - 楽しみのため〜ライクワーク〜
好きなこと、自分に適性のある仕事をする - 人生のため〜ライフワーク〜
生涯にわたり取り組む、人生を懸けた仕事をする - 社会のため〜ライトワーク〜
人に社会に、正しいと思える仕事をする
- 仕事① 一生、現役を目指す
年間約43万4000円お得! -
人生100年時代となり、老後が30年以上続くことも珍しくなくなりました。
健康で元気な于ちはなるべく働き続けることを目指したいもの。
週に数日勤めに出るなど、無理なく続けられるよう工夫しても。
これまでの経験を生かす道もあります。
- 仕事② 人や地域に貢献するやりがいも見つける
年間約6万円お得! -
有償ボランティア活動などで、地域に貢献する働き方もあります。
例えば、移住者や農家を目指す人のサポート、子供たちへの読み聞かせなど。
得意なことを生かせる場を探してみては。
栽培した野菜を人にプレゼントするのも喜ばれる仕事です。
- 仕事③ 趣味も仕事の1つと考える
年間約1万円お得! -
スポーツからモノ作りまで趣味の種類は人それぞれ。
趣味はお金にならないから仕事ではないとの意見もありますが、全力で楽しめば、自分にとっての仕事の1つと言えます。手作りの作品がフリーマーケットやインターネットなどで売れれば、お小遣い稼ぎになります。
まとめ
お金はただ貯めておくだけよりも、どのように使うかで、その人にとっての意味や価値が出てくるものです。
皆さんはどうお金を使いますか?
お金さんと仲良くなるためにこれからも一緒に勉強していきましょう💸
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