ほぼ無料にできる!賃貸物件の退去費用を安くする方法

賃貸物件の退去費用を安くする方法
この記事はこんな方におすすめ
  • 過去で高額な請求をされて困っている
  • 過去立会いでサインしないと過去が完了しないと脅された
  • 6年住んでいたアパートでクロス全面張り替えを要求された
  • 始めからあったキズなのに5万円請求された
  • 入居者が新品に買い替えないといけないの?
  • 退去時「美装代」で4万円とられた

退去費用でもめちゃくちゃぼったくられているのが現状‼️

本当は入居者の負担じゃないのに、負担させられているような状況。

この記事を読み、内容にあることさえ注意しておけば退去費用で騙されないで済みます。

結論

賃貸物件で、めちゃくちゃ多いのが退去費用についてのトラブル

なので知っておかないと平気でぼったくられている・・・

しっかり知識を身につけておけば、退去費用はグッと低く抑えられる👌

入居中の火災保険も活用すれば、ほとんど退去費用はゼロになることが多いですよ

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目次

退去費用とは

退去費用=原状回復費用

退去時に自分で汚した分を元に戻して返そうということ

【よくある勘違い】

  • 原状回復は、元の借りた当時の状態に戻さないといけないのではなく
  • 「普通に生活していて発生してしまう痛みや汚れ以外で」物件に与えたダメージを復旧すること

→要は、普通に使っていて汚れたり、擦れたりする分は負担しなくていい!!

なぜ退去費用をぼったくられるのか

退去費用をたくさんとった方が、オーナーや管理会社、立会い業者あたりが儲かるから。

▶︎オーナーの場合:なるべくいっぱい入居者に負担させたい。

▶︎管理会社の場合:立会い業務は儲からないので、退去者に多めに請求して儲けを出そうとする場合がある。本来は退去者が支払う必要のない箇所のリフォーム代を退去者に負担させたり、相場より高い金額でリフォーム業者に頼んでキックバックを受け取ったりする。

オーナーにも連絡せずにポッケないないの会社も多い。

※管理会社はそんなにもからないので、家賃の5%とかもらうだけだから10万円の家賃でも毎月5,000円。

▶︎立会い業者の場合:管理会社が立会いを外部委託する場合がある。この場合はぼったくった分がそのままの業者の儲けになるので、ぼったくりに合うことも多い。国交省の賃貸借契約のガイドラインをガン無視、修繕費の上乗せどころか、適当な修繕項目をでっちあげて請求してくる場合すらある

退去費用・原状回復費用を安くできる5つの理由

①原状回復は借りた当時の状態に戻すことではない

入居者が修繕するべき範囲について

自然損耗:退去者が負担しなくていい損耗(畳がすり減ったり・クロスも擦れたり・・・)使ってたらそうなるよねって内容。この修繕費用は家賃に含まれてるよね!大家が負担しようねってこと!!

【裁判所の考え方】・・・
原状回復とは、
①建物の通常損耗分をもとの状態に回復することではなく
②賃借人の故意・過失等による劣化の回復を意味するとの判断

【国土交通省のガイドライン】・・・
原状回復は、賃借人が借りた当時の状態に戻すことではないことを明確化

②故意・過失によって傷つけた箇所は「新品価格を負担しなくて良い」

「残存価格」で負担すればいい!

残存価格・・・商品にまだ残っている価値のこと

例えば、クロスが買った当時は10万円しました。6年住みました→クロス価値は0円(もう価値ない)

0円の物を傷つけたって価値がなかったんだから負担する必要ないよね?という考え方。

何年経てば価値はなくなる?・・・「耐用年数」で全部決まっている。

耐用年数=新品で買ってから価値が残る年数くらいで思っておけばOK

  • 畳床・カーペット・クッションフロア →6年
  • 流し台 →5年
  • エアコン・クーラー →6年

原状回復義務の負担割合について

出典:賃貸住宅紛争防止条例&賃貸住宅トラブル防止ガイドライン(リーフレット)

③故意・過失によるものでも壊れた箇所を負担するだけで良い

例えば・・・残存価値が残っているフローリングに傷つけてしまったら、壁紙やフローリングは損傷箇所のみ!全面の張り替えの負担は不要

クロスを傷つけてしまった場合:最大で1面まで。基本は平米単位で、そこの境目はケースバイケース。

壁一面張り替えるのに2万円かかったとしても、3年住んでたら1万円の負担でOK。

※全面張り替えとか言ってくる業者には要注意⚠️

  • クロスは最大で1面まで
  • フローリングの1枚単位で張り替えられる物なら1枚のみ
  • CFなら1面まで

要は壊れた箇所だけ直せばOK

④自分で過失でつけたキズは火災保険で回復できる

皆さんが家を借りる時に、必ず入っている火災保険

ここについている「借家人賠償」:
補償内容に、不足かつ突発的な事故(破損・汚損)がついていたら、保険を使って修理ができる。しかも火災保険は何回使っても保険料も上がらない。

例えば・・・子供が落書きしたり、床を傷つけた時、設備を意図せず破壊してしまった時

大家さんに損害を与えてしまった時に費用を保険会社が負担してくれる

なのに、みんな知らないから使ってない!これはもったいない‼️

※但し、入居中じゃないと使えないので注意。退去時には使えないのでキズをつけた時に都度連絡して直しておくことがポイント。修繕箇所がなければ、そもそも原状回復の負担も減りますよね。

一部免責もあり、2万円未満とか小さい金額の物だと、自己負担になる場合も少なくない。

⑤特約に記載されていても無効な契約が多い

綺麗に使って位たので修繕箇所はなかったけど・・・

退去時に交渉したんだけど・・・

その特約、無効になるものもあります。

あくまで原状回復は借りてた人が、故意・過失で壊してしまった箇所を負担するもの。

次に住む人のための費用は認められない☜これは大家が負担すべきもの(鍵交換代・ハウスクリーニング・エアコン清掃代など)

特約が法律上認められるための3つの条件
  • 具体的な金額が書かれていること
  • 契約者がキチンと内容を認識していること
  • 特約の内容について記名押印していること

退去手続きの具体的な手順と注意点

メールなどでやり取りして全て記録を残すことが大切!!

  1. 火災保険を使って直せる所は入居中に直しておく
  2. 賃貸契約書を準備:特約や解約通知が何ヶ月前に送るのかを確認(退去日1ヶ月前が多い)
  3. 解約通知(退去届)を送る:解約通知書は自分に不利な点がないか注意(自分に不利な内容は全部斜線を引いてその上に印鑑を押す)※解約通知は配達記録が残るもので送る方が良い。
  4. 退去日までに家具を全部出しておく:その際に室内の写真をたくさん撮っておく。
  5. 退去日の立会いはしない:退去立会いするのであれば、男性同伴加複数。必ず録画する。絶対にその場でどんな書類にもサインしない。請求書に記載してメールくださいとその場で同意しないことが大切。
  6. 解約日までに鍵は返却する:郵送でOK
  7. 請求書がきたら内容確認:清算金がなければ無事に解約。クロスが特に要注意!(クロスの単価と計算に注意)
解約予告通知書を自分で作成する場合に盛り込む内容
  • 今後のやり取りは全てメールで
  • 入居時からあったキズについては指摘しておく
  • 退去立会いはしない:退去立会いはしないと記載。鍵は退去日までに郵送で返却しますでOK。
  • 退去費用の請求は「ガイドラインに沿ってお願いします」:また原状回復費用を請求される場合は、減価償却部分を明確にしたいので、貸主側の立証責任において、最初から新品だったかどうかを証明する写真や領収書も添付してください。
  • 特約は無効と主張
  • 金額は専門家に確認してから返事しますと記載
退去立会いは不要

退去は、解約通知と鍵の返却を持って完了!

退去立会いしないと、退去立会いは完了しない、家賃が来月分もかかるは嘘

なぜ業者は立会いしたいのか?☜お互いに原状回復費用の箇所を確認するためはあるが、本音ではよくわからないままにとりあえず退去費用の同意書にサインさせて回収しやすくしている。

保証会社から請求がきた場合

保証会社は、入居者の保証人になってくれる会社。

家賃を滞納したり、退去費用を払わなかった時に、入居者の代わりに立て替えて払って入居者へ取り立てを行う会社。例)日本セーフティー、全保連とか・・・

入居者の味方だと思ったら、オーナー側の味方だよ💦

オーナーが退去費用を、入居者が支払わないとして、保証会社へ費用を請求することがある。

退去時にサインしなければ、保証会社は出てこない‼️

もし、サインしてしまっているなら、弁護士や消費生活センターに相談しましょう。

まとめ

家に関わるお金は人生の3大支出のひとつ

知らないとカモられる🦆

・借りる時・借りてる最中・退去時

これらをうまく利用すれば家に関わるお金をグッと減らせる。

退去費用もほとんどかからなくて済む。

知っている人と、知らない人では大きく差が出ますね!!

知識武装して、しっかり身を護りましょう♡

そして大切なお金を投資や豊かな時間に使っていきましょう🌈

賃貸物件の退去費用を安くする方法

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