投資初心者さんでも【納得して投資できる】インデックス運用の基礎知識

インデックス運用

「全面改訂 第3版 ほったらかし投資術」の要約記事です。

【第4章】はインデックス運用の基礎です✏️

「インデックス運用」を知っている方も、はじめて聞いた方どちらにも必見な知識です。

ここでしっかり基礎知識が身につけば、納得して投資に取り組めるためもっと楽しくなりますよ。

この記事はこんな方におすすめ
  • 簡単にインデックス運用について学びたい方
  • 最近投資家デビューされた方・投資初心者の方
  • 納得して投資をしたい方
  • なかなか投資の勉強が難しくて行き詰まっている方
ミカ

ぜひ、まだ「投資家デビューしてない方」は、前回の記事を読んでいただけたらと思います。

いちなり

「インデックス」がいいのは、わかった!
でも、結局ちゃんと理解できていないから不安。

言葉は知っているけど、「どういうこと?」と聞かれたら答えられないことってありますよね。

知らないものに対してはより難しく考えてしまい、どんどん不安が大きくなっていきます。

初心者さんにもわかりやすいので、ぜひこの機会に基礎知識つけて「不安」を「自信」に変えちゃいましょう♪

さあ、“納得した上で“投資にチャレンジしていきましょう‼︎

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目次

そもそもインデックス運用ってなに?

インデックス運用の定義

「株価指数(インデックス)」に連動することを目指す運用。

※連動とは、運用するポートフォリオのリターンを株価指数のポートフォリオのリターンに最も近づけること。

複数の出資者から集めた資金を投資のプロが運用して、得られた利益を出資者に分配する。

株価とは、【PER✖️1株あたりの純利益=株価】で決まる。例)10倍✖️760円=7600円(株価)

パッシブ運用の定義

「ベンチマーク」との連動を目指す運用。

※ベンチマークとは、年金基金などの投資家がファンドの運用成績を評価する時に使用する比較対象のこと。

インデックスの種類

インデックス(指数)の良し悪しを評価するには・・・

  1. 対象とする銘柄が属する市場・国
  2. 採用銘柄数
  3. 採用銘柄の属性
  4. 指数を計算する上での個々の銘柄のウェイト付けの方法
  5. 銘柄・ウェイトの変更ルール
  6. 指数の利用状況(先物市場があるか、インデックス・ファンドの資産規模合計はどれくらいか)

「日本株だけ」や「米国株だけ」よりは、「全世界株」や「先進国株」が好ましい。

例えば・・・

「ニューヨーク・ダウ」米国を代表する銘柄が選ばれる。銘柄数は30銘柄にすぎない。

大型株を中心に米国の株式に投資したい場合は、「S &P500」を対象とするインデックス・ファンドを選ぶ方が良い。

日本株の場合

TOPIXは東証一部上場銘柄全てが対象。現在2100社を大きく超える銘柄数を有していて、幅広く分散されている点で運用対象のインデックスとして日経平均に勝る。

ただし、インデックス・ファンドの運用上において、時価総額の小さな銘柄が多く、運用に手間が掛かることや流動性に問題のある銘柄が含まれている場合があり、銘柄数は多すぎるかも。

今のところ日本株に投資するなら、消去法でTOPIX連動のものがいい。

優れたインデックスファンドの見極めるポイント

「時価総額ウェイト系」の株式指数をターゲットとするファンドを選ぶ方がいい。

「安く売って、高く買う」ので、インデックスそのもののリターンが下方バイアスを持つ公算が大きくなる。インデックスそのものが受ける影響なので、インデックス・ファンドの投資家には分かりにくいが、インデックス投資の「見えにくいコスト」のひとつ。

「市場の動きを表す統計指標」

「インデックス投資の運用目標」☜ここが適切かどうかが重要⚠︎

「デリバティブ(先物・オプションなどの金融派生商品)の原資産」

「アクティブ運用を評価する基準」

などの複数の機能があり、これらの機能は両立することもあれば、対立することもある。

「世界株」「S &P500」「先進国株」 点数つけると

「ほったらかし投資術」では、

「全世界株(日本含む)」のインデックス・ファンドにリスク資産の投資対象を絞っている。

理由
  1. 現実にデータを見ると世界株の方がリスクが小さいこと(原因は主に国を分散したことによる分散投資効果)
  2. 現実に世界株の方が分散投資の範囲が大きい
  3. 米国の機関投資家は過去数十年にわたって米国資産中心からグローバル運用に切り替えてきた
  4. 米国株にだけ投資すると制度の変更や政治の変化など米国固有のリスクに集中投資することになる

外国株式のインデックスのリスクは、大きい順に、

「新興国(MSCI)」>「S &P500」>「先進国株(日本除く、MSCI)」>「世界株(日本除く、MSCI)」

※米国市場にだけ投資するよりも、グローバルに広く分散投資する方がリスクは小さい傾向にある。

インデックス運用はなぜ優れているのか?

Q.インデックス運用の方法が優れている理由とは

  1. 運用成績は、インデックス・ファンドの平均がアクティブ・ファンドの平均を上回る
  2. アクティブ・ファンドの中で、「今後の」運用成績が良いファンドを選ぶ方法がない

Q.なぜインデックス・ファンドの運用成績の方が良いのか?

  1. 儲けようとする側の人間の能力がごく限られていること。
  2. 個々人の投資判断能力の差が安定しない状況にあることが、特定のアクティブ運用者が勝ち続けることが難しいこと。

「インデックス運用=市場平均」

インデックス運用は、「アクティブ運用の平均」を持っている

※アクティブ運用どうしが保有銘柄を売買して売買コストがかかる一方で、インデックス運用は売買が不要で売買コストがかからない。

常識的でつまらないものだけど、安定している!

インデックス・ファンドの欠点

  • ニューヨーク・ダウや日経平均は、時価総額加重の市場平均からはかなり離れた「かなりアクティブな」株価指数。
  • インデックスが広く公開されていて、多くのインデックス・ファンドや指数に連動する先物・オプション市場などで利用されている。
  • 銘柄入れ替えやウェイトの変更を伴うインデックスの場合、保有している株式の中で売買が生じてしまい、売買コストがかかる。

インデックス投資を始めた後は・・・

購入してインデックス投資を始めた後は、「メンテナンス」「リバランス」が必要。

買って(buy)そのまま保持(hold)【バイ&ホールド戦略】

将来、値上がりすると期待できるところに、なるべく長い時間資産を置いておこうという発想。

年に1度やらなければいけない【リバランス】

最初に決めた目標アセットアロケーションのずれを修正すること。

※アセットアロケーション(資産配分):どの資産をどのくらい保有するか、その分配のこと。

①現時点のアセットアロケーションを計算

②目標の比率よりも大きくなった(値上がりした)アセットクラスのファンドを売り、小さくなった(値下がりした)アセットクラスのファンドを買い増しする。

☜ポートフォリオのリスク量を一定に保つことができる。

投資については、常にリスクを伴うことを十分に理解した上で、投資者自身の判断と責任に基づいて行ってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

「この本いいな」「もっと詳しく知りたい」と思われた方は、ぜひ本書を手に取って読んでみてください‼︎

次回は、最後になります第5章の「ほったらかし投資のQ &A」です。これってどういう意味、誰にも聞けないけど教えてほしい、そんな疑問にお答えしていきます。ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

また、このブログでお会いできること楽しみにしています🌈

インデックス運用

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