「全面改定第3版 ほったらかし投資術」の要約記事です。
今回は【第3章】実際に始めてみよう!です。
【第1章】【第2章】では投資の基礎を押さえました。順番に読んでいただくと、より理解が深まります。
初心者さんでもわかりやすく、簡単に投資のことが学べるようになっています。
↓【第1章】人生のお金
↓【第2章】簡単!実行マニュアル
準備はいいかな?
では、スタートしましょう🏃♀️
インデックス投資の投資銘柄のファイナルアンサーはこれ!
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
運用会社:三菱UFJ国際投信
購入手数料:なし
運用管理費用(信託報酬):年率0.1144%
信託財産留保額:なし
簡単にいうと、日本・先進国・新興国を含む全世界の株式市場にこれ1本で丸ごと投資できる商品です。
チェックポイント①コスト(手数料)
主なコストには、「購入時手数料」「運用管理費用(信託報酬)」「信託財産留保額」がある。
【購入時手数料】購入するときにかかるコスト。販売手数料はなし(ノーロード) | |
【運用管理費用】運用会社・販売会社・信託銀行の3者に商品を保有している間払い続ける手数料。こここがチェックすべき重要ポイント!年率0.25%未満の低コストが良い。 | |
【信託財産留保額】ファンドを解約するときにかかるコスト。 |
チェックポイント②純資産総額
ファンドがどのくらいの規模かを示す数値。
純資産が少ないと、ファンドの運用が困難になり、繰上償還してしまう可能性がある。
オススメのeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の純資産総額は3993億円(2022年1月時点)。
チェックポイント③インデックスとの乖離
インデックスの乖離とは・・・
ファンドには運用管理費用などの運用コストがかかるので、その分、インデックス・ファンドの値動きはインデックスから相応にした方向に乖離するのが普通であること。
おすすめ金融機関(楽天・SBI証券・マネックス)それぞれの特徴
さて、投資商品が決まれば、次にそれが販売されている金融機関の口座開設です。
楽天証券・SBI証券・マネックス証券のいずれかのネット証券がいい
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
口座数 | 681万 | 508万 | 194万 |
投資信託 取扱銘柄数 | 2651本 | 2677本 | 1216本 |
投資信託 最低積立額 | 100円〜 | 100円〜 | 100円〜 |
投資信託 積立頻度設定 | 毎日 毎週 毎月 複数日 隔月 | 毎月 | 毎日 毎月 |
特徴的なサービス | ・投信買付時 手数料原則0円 ・投信定期売却 サービス(定額) ・口座開設サポート デスクが土日も営業 | ・投信買付時 手数料0円 ・投信定期売却 サービス(定額・定率・ 期間指定) ・「日経テレコン21」 で日経新聞の記事も無料 で読める | ・投信買付時 手数料0円 ・資産管理ツール が充実(MONEX VIEWなど) |
特徴的なサービス投資信託 以外のインデックス 投資関連商品 | ・国内ETF(一部 銘柄は売買手数 料無料) ・海外ETF(一部 銘柄は買付手数 料無料) | ・国内ETF(一部 銘柄は売買手数 料無料) ・海外ETF(一部 銘柄は買付手数 料無料) | ・国内ETF(一部 銘柄は売買手数 料無料) ・海外ETF(一部 銘柄は買付手数 料キャッシュバック) |
- SBI証券:ネット証券最大の規模で安心感がある。
- 楽天証券:新商品・サービスの導入に意欲的なパイオニア。楽天経済圏の中にあるため、楽天カードや楽天銀行との連携やポイントサービスの相互利用などの利便性が高い。☜ちなみに私もこちら利用中
- マネックス証券:資産管理ツールには定評あり。
ポイントサービスは重視すべき?
投資信託の購入や保有残高に応じてポイントがもらえる投信ポイントサービスは、このポイントの多寡「だけ」で証券会社を選ぶことはあまりよくない。
理由:投信ポイントサービスは、投資信託のように設定にも償還にも金融庁への届出が必要な金融商品ではなく、証券会社の経営状況によって、いつ改悪されたり廃止されたりしてもおかしくないから。
ポイントサービスは、必要なものを買ったら付いてくる「おまけ」というスタンスで付き合うこと。
口座開設の方法と手順
一般的なネット証券の口座開設の方法と手順について説明します(以下は楽天証券を例にしています)。
- ①口座開設の申込
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証券会社のWEBサイト内の「口座開設」ボタンを押す。メールアドレスを登録すると、確認メールが証券会社から来るので、そこに記載されたURLから申し込む。
- ②本人確認書類の提出
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本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)を選択し、アップロードする。
- ③本人情報の入力
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名前、住所、電話番号などの本人情報を入力する。
その中に、納税方法の選択がある。これは、何か特別な事情がない限り「特定口座を開設(源泉徴収あり)」を選択しておくことがオススメ。☜後に投資することになる投資信託やETFなどについて、税金の納付や損益通算など、面倒な税務処理を証券会社側で自動的にやってくれるのでとても便利。
少額投資非課税制度の「NISA口座」の選択については、「つみたてNISA」を選択しておくのがオススメ。
- ④ログインIDの受け取り
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証券会社側で1〜3日程度の審査があり、それが完了するとログインIDが送られてくる。
スマートフォンで本人確認した場合はメールで送られてくる。
PCで本人確認した場合は郵送で送られてくる。
- ⑤初期設定(マイナンバー提出)
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ログイン初回だけ、取引をはじめる際に必要な暗証番号、勤務先情報などの初期設定が必要。
最後に、マイナンバー登録画面に移る。もし、②の「本人確認書類の提出」で「マイナンバーカード」を提出しているとこの提出作業はない。
マイナンバーの登録が完了すると、取引が可能に。
ついに、投資家デビュー🌟おめでとう👏
他にも、証券会社独自のサービスなどの申し込み確認が必要になる場合があるので、不明な点は証券会社に確認してください。
ネット証券へ手数料無料で即時入金してみる
入金には、「即時入金(リアルタイム入金)」と「銀行振込」があります。
入金が完了すると、ネット証券の「口座管理」「ポートフォリオ」画面などで、「預かり金」「現金残高」などの項目に金額が入ってきます。
これで「ほったらかし投資」の準備は完了です!
iDeCoで「ほったらかし投資」の場合、気をつけてほしいこと
iDeCo「個人型確定拠出年金」とあるように年金制度です。
同じ証券会社であっても、正絹口座のWEBサイトとiDeCo口座のWEBサイトは画面の作りやメニューも全く別物です。
iDeCo口座の申込方法は、必要書類が多く、口座開設までに1〜2ヶ月程度かかります。
また、証券会社ごとに、対象商品ラインナップが全く異なり、実質的なベストファンドも異なっています。
ちなみに、企業型確定拠出年金に加入の方は、これを知っていないと危ないですよ!
私は以前勤務先で企業型確定拠出年金に入っていて、転職をした際に個人型に移換しました。この手続きは重要必須です。
退職してから6ヶ月以内に手続きしないと、自動的に積立金が現金化され国民年金基金連合会に移換されてしまいます。自動移換されている間は加入期間に含まれないため、60歳以降に受け取れない問題が生じます。
注意してくださいね!
投資については、常にリスクを伴うことを十分に理解した上で、投資者自身の判断と責任に基づいて行ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「この本いいな」、「もっと詳しく知りたい」と思われた方は、ぜひ手にとって読んでみてください‼︎
次回は、第4章の「インデックス運用の基礎知識」です。
また、このブログでお会いできることを楽しみにしています👋
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